拒食症について

アルテ音楽研究所

2013年09月02日 07:31



カレン・カーペンターは摂食障害(拒食症・過食症・変食症など)に悩まされ、若くして命を落とすこととなりました。

カーペンターズの話をする上で、避けては通れないワードです。


摂食障害の原因はいくつかあるようですが、周囲からの影響ってあるようです。
カレンの場合は、やはり兄リチャードやマスコミの評価が影響していたようです。

『ある日、カレンは兄リチャードに「ねえ、お兄ちゃん。私って太ってる?」と聞いたという。するとリチャードは「あぁ、ちょっとな」とさり気なく答えた。事実、その頃のカレンは平均的な女性と比較してぽっちゃりしていた。その兄の言葉を受けたカレンは、「絶対に痩せてやる!!」と発奮。ダイエットに励むようになったが、それが彼女の寿命を縮める結果となってしまった。』

まぁ、「ダイエットは女性の永遠の課題!」なんて話も、しばしば耳にしますが、その前に過剰にダイエットをさせない周囲からの配慮も大切ですよね。
僕も、少なからず無神経に発言してしますので、これから気をつけようと思います。



神経性無食欲症(しんけいせいむしょくよくしょう、anorexia nervosa: AN)は精神疾患のうち、摂食障害の一種である。一般には拒食症(きょしょくしょう)、アノレキシアとも言われる。若年層に好発し、ボディ・イメージの障害(「自分は太っている」と考えること)、食物摂取の不良または拒否、体重減少を特徴とする。神経性食欲不振症、神経性食思不振症、思春期やせ症とも言う。 当疾患および神経性過食症(過食症)をあわせた「中枢性摂食異常症(摂食障害)」は厚生労働省の特定疾患に該当し、重点的に研究が進められている。[Wikipedia]


悲しい事に、カレンが拒食症であった事の報道によって、世界中(特に日本とアメリカ)に拒食症の知名度が高まりました。


ちなみに、こちらも拝見しました。

「摂食障害に関する研究の動向と展望」
広島大学大学院教育学研究科 奥田紗史美・奥本祐子
http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/metadb/up/kiyo/AA11625039/BullGradSchEduc-HiroshimaUniv-Part3_54_319.pdf


「拒食・過食傾向と自己像、身体像、性役割に関する展望」
東京大学教育学部教育心理学研究室 鈴木 真理江
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/688/1/KJ00000126039.pdf

勉強になりました。

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